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#9 ~フルートの歴史②~

2026.05.13
フルートジャーナル

文化・文明と楽器

 ルネッサンス時代、文化芸術はとても特徴がありました。絵画も彫刻も建築もそうでしたが音楽もその文化の影響を受けて演奏され、それに伴う楽器もその傾向が強く出ていたと思われます。当時の文化と言うと、絵はのちの現実主義とは違い創造画が多く写実的なものは受け入れらませんでした。建物は階層の区別が無く柔和なスタイルが多かったようです。音楽も必然的にはっきりと音程を決めてメリハリのある音楽ではなく、音程もあいまいで「はっきりしない美しさ」を強調していたそうです。
 しかし、バロック時代になると写実主義が主流となり、より現実的なものが美しいと変わってきます。建物もゴシック建築に見られるように階層がきっちりと分けられ、音楽も音程の正しいきれいな和音が主流となります。そうなりますとこれまでの楽器では演奏出来ないということになってきます。ですから音程の悪く音も何ともはっきりしない音のルネッサンスフルートから、しっかりと計算された正しい音程の可能な演奏方法もきっちりとしたものに変ってきたのです。バロックフルートは音がクリアではっきりとし、音程も正しくなるように色々と改良が試みられました。最初は直接音孔を指で塞いでいたのですが正しい音程のために開けられた孔は指で押さえきれなくなったためキィシステムが発明されたのです。
 その頃の、演奏する場所は教会や宮殿でミサや貴族たちの食事の間のBGMのようなところが多かったようです。やがてオペラが盛んになったりホールでの演奏が行われるようになると音量もさらに大きく、音域も広くなることが要求されるようになります。当時の演奏家の多くは楽器製作者であり、リペアマンでもありました。演奏しやすいようにみずから改良を加え、楽器の歴史が変わっていきました。

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今回は文化・文明と楽器についてのご紹介でした。

次回は5月27日更新予定です🌼

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