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2010/8/12~15 第38回NFAフルートコンベンション

2010年8月31日

NFA フルートコンベンションに参加して

 

 日本でもお馴染みとなっているフルートコンベンションですが、実はその元となっているのはこのNFAアメリカのコンベンションです。約30年前、今の日本フルート協会会長の峰岸先生が中心となって、当時アメリカで非常に大きな反響を得ていたこの催しを是非日本でも、と日本版コンベンションを企画したのでした。

 第一回は日本の出来るだけ中央で、そして多くの人が集まり、宿泊施設や音楽が出来る環境をということで静岡県掛川市にあるヤマハの音楽施設「つま恋」が会場となりました。当時は地方でのフルートフェスティバルなども無い時代でこの大掛かりな催しは大変な反響でした。世界中から著名な演奏家が集まり、世界的なコンクールをはじめとして中高生でも参加できるアンサンブルのコンクール、また、世界でも中心となりつつあった日本のほとんどのメーカーが楽器の展示を行いました。

 日本での参加者はこれまで約1500人と言われてきましたがアメリカの参加者は約3000名、他にもダブルリードや打楽器の展示会などが全米では行われていますがこれほどの参加者は無いそうです。

 日本では隔年(一年おき)で行われますが、アメリカは毎年この時期に州持ち回りで行われます。昨年はニューヨーク、今年は西海岸のカリフォルニア、アナハイムで8/12~15まで行われました。

 日本では酷暑の毎日でしたがアナハイムは大変涼しく、朝晩は20度前後で少し寒いくらいでした。考えてみるとこの近くにあるディズニーランドは良い気候の中で楽しめるんだな、と変に感心してしまいました。

 

 さて、肝心のコンベンションですが、会場はマリオットホテルの1Fにある催事場。非常に天井の高い広いスペースを使って行われました。

 マスターズの販売を担当するのは「フルートセンターofニューヨーク」、ニューヨークで1番と言われるお店です。会場の中央入り口の真ん中にブースを構え、4口分の大変広いスペースを存分に使っての大変パワフルな展示となりました。主な商品は古い楽器の再生品やビンテージ物ですがそんな中でマスターズの楽器は異彩を放ち、かなり注目の的であったと思います。

s-FCON

 アメリカと言えども参加される一般の方はやはり素人の方がほとんどですから、最初から見ただけで『この楽器はすごい』などと分かる人は少なく、最初は遠めに眺めながら「ふ~ん、日本製か」と横目に眺めながら通り過ぎるだけでした。しかし途中からどういうわけか人が集まりだしたのです。それもマスターシステムやピンレスのシステムなど、マスターズ特有のメカに関心を持ち質問してくる人が増えてきました。どうやらその影響を与えた人物は隣のブース(ナガハラフルート)の技術者で初日から興味深く眺めていたと思ったら、いろんな人にその話を広げていたようです。こちらが伝えた事をそのまま聴いて理解した人たちが多く押しかけ、どうしてそんな事知ってるの?とこちらが首をかしげたくらいです。

 

 何にしてもそのおかげで評判が立ち、最後の日にはかなり注目を浴びていたように感じました。世界中のほかの技術者達に注目を浴び、口コミで広がり、いずれはお客様の関心を引く存在になる、これはひょっとしたら新しいビジネスの方法と言えるかもしれませんね。

 

 円高、株安といった景気状況の中で貿易の不振は今後も続く気配です。でもこういった活動を少しづつ進め、いつか世界にマスターズフルートの基盤を作り上げて行きたいと思います。

 

投稿者:野島洋一